257 :名無しさん@ピンキー :2005/03/29(火) 20:58:07 ID:bjsoINyZ
クリスに攻められるMなファントムも見てみたいわ
258 :こんな感じ? :2005/03/29(火) 23:27:16 ID:RQR+iF0m

「天使様……私にもっと歌を教えて下さいませんか?」

娘は目を細めると、男に詰め寄った。

娘から発せられる女独特の雰囲気に男は僅かにたじろいだ。

脚がベッドにぶつかりバランスを崩し、男の身体は自らが娘の為に用意したベッドに沈んだ。

娘はそんな男の腹に跨ってきた。

「天使様……もっと、貴方の声を聞かせて下さい。貴方の声は私を濡らす。

その悦楽は私の歌に艶を与えてくれるのです。そう……貴方しか、出来ない」

彼女の顔は既に娘ではなく、女の表情となっていた。

うっとりと溶けた瞳が、男を見下ろしている。

彼女はゆっくりと男に覆いかぶさり顔を寄せ、男の唇をつ、と撫でた。

その指が顎を伝い、喉へと落ち、男の喉仏をくすぐる。

男は喉をつぶされるのではと言う、根拠のない恐怖に囚われた。

しかし、それは錯覚でしかなく、娘は間近に寄せた唇を開いた。

「この唇で、声で、私にもっと、歌を教えて……」

唇に触れる吐息が男の身体を煽ったが、男は身動き一つ出来ず、ただ娘を見つめていた。

「天使様?ここに連れてきておいて、教えて下さらないのですか?

ならば、もう、帰して下さい。皆が心配するでしょう……」

娘は視線を元来た方へと向けた。

「もし、帰すつもりがないのなら、歌を教えて下さいね?」

娘はこちらに顔を戻すとにこりと笑った。

もうこの娘からは逃れられない、捕らえられたのは自分の方だ。

男は強くそれを感じていた。

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