273 :
名無しさん@ピンキー
:2005/04/06(水) 15:49:01 ID:XTYDb/GP
「う・・・う・・・ひっく・・・・」
「クリスティーヌ・・・私のクリスティーヌ・・・・何を泣いているのだ・・・・?」
「て・・・天使様・・・・う・・・・あ・・・あたし・・・・ひっく・・・・病気かもしれない・・・・うわぁぁぁ」
「どうしたのだ、クリスティーヌ・・・・・一体、何があったのだね?」
「ひっく・・・・あ・・・あのね・・・・・」
「えーと・・・・うむ・・・・コホン・・・よろしい、クリスティーヌ・・・・
まず、女の子には生理というものがあってだな・・・・・」
という感じのファントム×幼少の頃クリスティーヌをキボンヌ。
エロありでもなしでもいい。どなたか・・・・
274 :
ファントム×仔クリスティーヌ(エロなし)
:2005/04/07(木) 19:00:50 ID:zZZLJRNV
>>273
じゃぁ、私書いてみようかな。
お気にめされなかったらごめんなさい(どきどき
(エリックの手記より)
それはクリスティーヌの10回目の誕生日の朝だった。
・・・世界で一番めでたき日だ。
祝いの歌は、特別なものにしなければならない。
私は何ヶ月も前から、この日のためだけに、曲をかいてきた
そう、クリスティーヌ、私の聖なる小さな天使、、、
彼女に捧げるためだけにだ!!
きっと、クリスティーヌはこの曲を喜んでくれるだろう。
私は、何ともいえない幸せな気分で
朝のレッスンの時刻よりも随分早く、クリスティーヌの部屋を訪れた。
(この頃すでに私とクリスティーヌは、秘密のレッスンをしていた)
「クリスティーヌ、クリスティーヌ、音楽の天使だ。目を覚ましなさい」
いつものように、優しく、優しく、彼女を包み込むように歌ってやる。
・・・しかし、今日はいつもと様子が違っていた。
ベッドの中には誰も居ないではないか!!
クリスティーヌは朝に弱いらしく(まだ小さいので当然と言えば当然だが)
私が来る前に起きていたことは、レッスンを始めて以来、一度たりともなかった。
しかもだ!ベッドの上には血の跡が点々と続いている。
夜中のうちに何者かに連れ去られたのだろうか?
だとしたら、どこかの幼女趣味の変態が、彼女を誘拐したに違いない!!
そして、血の跡がついているということは、もしや・・・彼女は・・・・・
私の頭をふと、最悪の予感がよぎったが、次の瞬間その予感は掻き消された。
クリスティーヌが戻ってきたのだ!
クリスティーヌの居ない時間は、たった2,3分のことだったが私には200年にも300年にも感じられる長さだった。
「う・・・う・・・ひっく・・・・」
なんと彼女は泣いているではないか!
「どどどどどど・・・どうしたのだ?!?!!!!私の可愛い天使よ!
誰かに、痛いことをされたのか?!音楽の天使に話してみなさい。私がそいつをこの世から抹消してやろう!!」
私があまりに凄まじい剣幕でそう言ったもので、クリスティーヌを驚かしてしまったようだった。
ポカーンと口を開けるクリスティーヌ。
しかし、すぐに彼女は正気を取り戻し強い口調でこう言った。
「違うの!!違うのよ!天使様!・・・あたし、誰にも痛いことなんてされてないわ!!」
「では、一体どうしたというのだ、クリスティーヌ・・・」
心配で心配でたまらない。
「あ・・・あたしね、きっとすっごい大きな病気なんだわ!!
天使様、どうしたらいいの?!うわぁぁぁぁ」
そういうと、彼女はまた激しく泣き出してしまった。
「泣かないでくれ。クリスティーヌ。お前が泣くと、私はお前よりもずっと悲しい気持ちになるのだよ。なぜ病気だと思うのだね?
ゆっくりでいいから話してごらん。」
彼女を恐がらせてはいけない。今度は、優しく、諭すように彼女に話しかけた。
「ひくっ・・・あ、あのね・・・朝早くにね、なんだかすっごく、お腹が痛くて、目が覚めたの!
そ、それで、おトイレに行ってみると、パンツの中が血だらけで、、、血のかたまりみたいなのも・・・ついてて
、、、、、だからあたしは大変な病気なのよ!」
オー!なんということだ。10歳の誕生日に、こんなめでたいことが重なるとは!!!(今夜はお赤飯だな)
・・・しかし、彼女になんといって説明したらよいものか。
「クリスティーヌ・・・それは病気では無いんだよ。
とってもめでたいことなんだ。お前は大人になったのだよ」
「???天使様。あたし、よくわからないわ。詳しく話してちょうだい。」
病気では無いとわかって、彼女は安心したようだった。
無邪気な声で私に尋ねてくる。
「えぇ・・・えーとだな、うむ。コホン。
よろしい、クリスティーヌ。わ・・・私が教えてあげよう。よく聞くんだよ」
「わかったわ!ちゃんと聞く。ありがとう、天使様。」
「お・・・女の子にはだな、年頃になると生理というものになるのであってな・・・」
クリスティーヌは興味津々な様子だった
「生理?何それ?私と同じくらいの年の女の子は皆なるの?なんで血が出るの?」
「クリスティーヌ、質問攻めは勘弁してくれ。
そうだな・・・人によって時期に開きはあるが、女の子は皆、なるのだよ。・・・それでなぜ血が出るのか、というとだな、、、女性は赤ん坊を産むだろう?そのために・・・」
私が、話を続けようとしたとき、クリスティーヌが口をはさんだ。
「天使様!赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくるって言ったじゃない!
それは嘘だったの?!」
そういえば、前にクリスティーヌに「赤ちゃんはどこから来るの?」と聞かれたもので、ついそのように答えてしまったのだった。
「いや、あの、その・・・えっと・・・」
「天使様って嘘つきなのね!!もういい!ジリー先生に教えてもらうわ!」
そう言ってクリスティーヌは部屋を出ていってしまった。
・・・・・その時の私のショックと言ったら、尋常ではなかった。
次の日の朝、クリスティーヌはケロっとした顔で私のレッスンを受けていたが、この日のことは、その後一度も触れていない。
クリスティーヌのために作った曲も、結局歌う機会を無くしてしまった。
その後、マダム・ジリーの目線が冷たくなったように感じるのは気のせいだろうか。
(終わり)
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