494 :Music of the night :2005/05/08(日) 23:31:57 ID:NXfSPYEb

Help me make the music of the night...


マスターの声が、私の心の奥底に響く。

今まで聞いたことのない、その甘美なる調べ。

その調べは私の心を満たし、魂は甘やかな陶酔の世界へと落ちて行く...


「マスター...」

かつて見たことのない世界へ旅立つような不安を覚え、目の前の紳士の顔に手を伸ばす。

彼は私の手を掴み、自身の唇へあてた。

「クリスティーヌ。私の天使...。私に触れて、そして私を信じなさい。」

彼の手は私の手ごと、私の頬を包んだ。

一方の手は、首筋を下り、私のドレスの胸元を気付かぬうちに解いていた。




「あ...」

気がつくと、私の胸ははだかれ、乳房が露になり、

マスターの手で優しく揉みしだれていた。

既にその先端は、次に訪れる快感を待つように、赤く膨らみ、固くなっていた。

「綺麗だ、クリスティーヌ...」

次の瞬間、なめらかな乳房の先端に、柔らかく、しかし熱いものを感じた。

生れて初めて味わう感覚!

その感覚は全身を貫き、下腹部に甘い疼きを覚える。

「ああっ...!」

「いい子だ、クリス。もっとおまえの声を聞かせておくれ...」

巧みな唇が、そして舌が、執拗に乳首を愛撫する。

先端はますます固くなり、私は思わず声を出した。

「ああっ...う...マスター...」

私は初めて感じるその感覚にどうしてよいかわからず、彼の首に抱きついた。

マスターは、その私の手をとり、優しくささやく。

「感じるのだ。ここが熱くなってきただろう?」

彼は、私の手を、私の両の足の間へと導いた。



触れなくてもわかる。そこは、既に熱く、溢れるようになっており、侵入者の訪れを待ちわびているようだ。

「嫌...怖い...」

私は虚しい抵抗をする。

「何も恐れることはないのだ、クリスティーヌ。私の導きに従えばよい...」

そういうと、彼は私の指で、私の一番敏感な部分を弄りだした。

「ああっ...!」

自分の体の一部ではあるが、今日までそこを自分で愛撫したことなどなかった。

自分でも信じられないほど、そこは溢れており、指が動くたびにぴちゃぴちゃと水音をたてる。

「どこだろう?お前の一番感じるところは...

 心を開いて...最も感じるところを、探して...触ってごらん。

 そう、上手だ、クリスティーヌ。」

「あう....あっあ...はっ.....!」

もう自分の意志なのか、マスターに従っているのか、それさえもわからない。

ただ、本能に従っているだけなのかもしれない...

「感じるだろう、クリスティーヌ。これがお前の闇の部分、

 しかし最も甘美で敏感な部分なのだ。全てをさらけだすがよい、

 もうお前は逃れられない!」




気が付くと私は、片方の手で乳房を掴み乳首を転がし、

片方の手で最も敏感な部分を自ら弄くっていた。

自分の中にこれほどの水分があるのが信じられないほど、

そこは溢れ、溶けているかのようだ。


彼の視線を感じる。


私の体はますます熱く、全身を電流で貫かれたように、

知らず知らずのうちに背中が弓なりになる。

「ああ...ああっ、マスター、私...私!!!」

「愛しい私の天使!さあ、己の望むところまで昇りつめるがよい!」


マスターが、仮面越しに私を見ている。

その燃えるような瞳!


私はその瞳に見つめられながら、高く空へと舞い上がった...




...今まで知らなかった、甘美な陶酔の世界...


我に返ると、急に恥ずかしさが込み上げ、

私はマスターの視線から逃れようと身を捩らせた。

そんな私をマスターは優しく抱き寄せ、そして口付けた。

マスターの唇は、甘く優しく、それだけで私を陶酔させる...


「恥ずかしがらなくてよい。とても素敵だったよ、クリスティーヌ。

 この続きは、また次にしよう...今夜はゆっくりお休み」


この続き?この先には、まだ何かがあるの?

私はこの先の世界をまだ知らない。

だけど、知っている。

それは近いうちに私に訪れ、その時こそ本当に、

私はマスターのもとへ届くのだということを。


眠りに落ちて行く私を慈しむように眺めながら、

マスターは闇の色のベールをゆっくりと下ろした。


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