「腰が止まっているではないか・・・」と言いながら、腰から臀へと手を滑らせる。

両手で臀肉を掴み、強引に上下させる。

「いやっ、いやぁっ!」

彼女が私の耳元で叫ぶ。

「いやだと言う割に、ここはずいぶん滑りが良いではないか・・・。

それに、ここもずいぶんと硬くなっているようだが・・・?」

そう言いながら、片手をクリスティーヌの腹の下に潜り込ませ、

硬く勃起した肉芽を探りあて、指の腹でさすってやる。

「あっ、ああっ! いやぁっ!」

臀を掴んだ方の手で彼女の腰を上下に操り、もう片方で肉芽をさすり、摘まみ、引っ掻く。

「いやっ、やあっ! いや、いやぁっ・・・! あぁん! やぁ・・・」


「ずいぶんと気持ちが良いようだな、クリスティーヌ?」

臀を上下させる動きを止めてみる。

「あぁ・・・ん、んくぅ・・・」

「嫌がっている割には、お前が尻をもじもじさせているのが映っているよ」

「?」

「そら、後ろの鏡に・・・」

「・・・あぁっ!」

私の足元には、私の住まいへと通じる扉であり、この部屋の一番大きい姿見である鏡がある。

わずかに首をもたげれば、私に抱きかかえられたまま、臀を掴まれたクリスティーヌの姿が見える。

肉芽を愛撫していた手を引き抜き、尻臀に掛ける。

両手でゆっくりと双臀を押し開く。

「ああっ! いやぁっ!」

私の手から逃れようと、臀を振りたてる。

「私のものが入っているところがはっきりと見えるよ・・・。

ああ、なんて、いやらしい娘なんだろう、お前は・・・。

尻をもじもじさせて、尻のまわりが濡れて光るほど溢れさせて・・・」

「ああ、マスター、いや、いや・・・、見ないで・・・」


「ほら、こうすると、お前のなかに出入りする様子が・・・」

そう言いながら、ふたたび臀を掴んで上下させる。臀肉を拡げたままで・・・。

「ああっ、いや、やめて、やめて・・・・! お願い、許して・・・!

あん、ああぁ・・・ん・・・、いやぁあ・・・ん・・・」

「ああ、私のものを根元まで飲み込んで・・・、お前の入り口がひくついているのまではっきり見える・・・」

「やあっ・・・! そんなこと、そんなこと・・・・、うう・・・・」

「すごいな、クリスティーヌ・・・、お前のなかから蜜が溢れてくる・・・、見られて感じているのか・・・」

「ああっ、違う・・・、そんなこと・・・、違い・・ま・・・、ひぃっ・・ん!」

軽く下から突き上げただけで、ふるふると臀肉を震わせ、身悶える。


ふたたび片手を彼女の腹の下に挿しいれた。

彼女の臀を上下に操りながら下から激しく突き上げ、肉芽をたっぷりと愛撫してやる。

「ひいっ、ひぃぃ・・・んっ! いやぁっ!」

激しく頭を振り、涙を流してよがり狂う彼女を見ながら、どす黒い征服感が胸のうちに拡がっていく。

「お前は私のものだ・・・、あの首の細い青二才になど渡すものか・・・!」

腰をまわしながら性急に突き上げる。

「私だけのものだ・・・、誰にも渡しはしない・・・!」

「あっ、ああっ───────っ!!! マスター・・・!!」

クリスティーヌが私を呼びながら、二度目の絶頂を迎えた。


臀肉をびくびくと震わせ、私の肩にしがみつきながら、何度も首を仰け反らせる。

達したばかりの膣内は、なかにいる侵入者からなにものかを搾り取ろうとするかのように蠕動し、

その動きに呼応するように入り口がひくひくと痙攣し、私のものを締めつける。

最後にがくがくと身体を震わせると、クリスティーヌはそのまま気を失ってしまった。


私に身体をあずけたまま、彼女自身はとうに意識を手放しているというのに、

私を飲み込んだままのそこは、絶頂の余韻にまだ細かくひくつき、

熱く潤ったまま私のものをやわやわと包み込んでいる。

彼女の臀をそっと持ち上げ、私自身を抜き取る。

ゆっくりと彼女を私の上から降ろす。

クリスティーヌの裸身を見下ろしながら少しばかり扱き、熱い滾りを己の手に受けた。


クリスティーヌの汗や体液をペティコートで拭い、

シュミーズとアンダースカートだけをどうにか身に着けさせる。

己の身支度を整え、薄物しか身に着けていないクリスティーヌを私のマントでしっかりとくるむ。

そのまま抱え上げると、鏡の裏へと歩を進めた。


長い階段を降りながら、彼女の顔を眺める。

達する刹那、私を呼んでくれた彼女が愛しかった。

今夜の私は、少しばかりクリスティーヌに辛くあたってしまったのかも知れない・・・。

しかし、彼女をロッテと呼ぶ幼馴染に見せた彼女の笑顔を思い出すと、

錐で突かれたように胸が痛んだ。


クリスティーヌがいくら女の身であるとしても、さすがに腕の筋肉が悲鳴を上げはじめる。

あともう少しで階段を降り切れば、繋いでおいた小舟があるはずだ・・・。

そう考えていると、彼女が意識を取り戻した気配がした。

どう声を掛けてよいかわからず、気づかないふりをして階段を降り切った。


階段の下でクリスティーヌを降ろす。

「気がついたのなら、このまま上へ戻りなさい。あのままでは風邪をひくと思って連れてきただけだ」

「・・・・・」

彼女が明らかに私を責める目つきで睨んでいる。

さすがのクリスティーヌも、今夜の私の仕打ちを恨んでいるのだろう。

「さぁ、いつまでもこんなところに突っ立っていないで、さっさと上がりたまえ」

「・・・・・」

「何か言いたいことがあるなら言うがいい。そんな風に睨んでいないで、何とか言ったらどうだ?」

「マスターは・・・」

・・・・一体どんな恨み言をぶつけられるのか・・・・。


「マスターは、今夜、一度もキスして下さらなかったわ・・・」

「・・・・・」

今度は私が言葉もなくクリスティーヌを見つめ返してしまう。

クリスティーヌがそっと私に近づき、私を見上げた。

肩を抱き寄せ、口づける。

いつもは決して彼女から挿しいれられることのない、慎み深い彼女の舌が私のなかに入ってくる。

甘えるように私の唇を舐め、おずおずと私の舌を吸う彼女の舌遣いから、

今夜の彼女がどれほど傷つき、寂しさを味わっていたかがわかって切なくなる。

舌先に塩からさを感じ、口づけたまま、彼女を強く強く抱きしめた。


「クリスティーヌ・・・、すまなかった・・・。あんな風にお前を抱いたりして・・・」

「マスター・・・、マスター・・・」

泣きじゃくりながら私にしがみついてくる彼女をもう一度強く抱きしめる。

しかし、すぐに彼女を引き剥がすと、階段に腰掛け、彼女を抱き取って膝に座らせる。

彼女に靴を履かせていなかったことを思い出したから・・・。


ずれかかったマントを直し、足も外気に触れないようにしっかりとくるむ。

クリスティーヌの頬を濡らす涙を拭ってやり、優しく髪を撫でる。

「今夜のお前の歌は素晴らしかったよ。夕べ外に出掛けたとしても、喉に差障りが

なかったのだから、私が怒ることはなかったのだ・・・」

「・・・・・」

クリスティーヌが私の目を覗き込むようにして、じっと見つめる。

「いや、そうではない。私は・・・、私は、お前の喉を心配して怒ったのではない、

シャニュイ子爵と食事に出掛けたお前が・・・、だからあんな風にお前を・・・」

喉がつまり、うまく言葉が出ない。


その時、クリスティーヌの腕が私の首に絡みつき、彼女の唇が私の唇に重ねられた。

互いにいたわり合うように、ゆっくりと優しく互いの舌を吸い、絡めあう。

クリスティーヌの舌は甘く、柔らかく、そして温かかくて、

彼女にとって私の舌が同じように温かいものであればいいがと思いながら、優しく舌を絡める。


離れがたい気持ちを抑えて唇を離すと、互いに見つめあう。

クリスティーヌの顔に、いつものはにかんだ笑みがのぼり、私は自分が許されたことを知った。

「さぁ、帰ろう、お前のために食事の仕度も整えてあるから・・・。

・・・・それとも、上に戻るかね? もちろん、送っていくが・・・・」

彼女へのすまなさから、ついそう付け加えると、彼女がもう一度微笑み、私の頬に口づけてくれた。

そうだ、私は許されたのだ・・・。


「では、帰ろうか・・・・」

彼女をふたたびマントでしっかりとくるんで抱え上げ、小舟に降ろした。


櫂を操りながら、時折、彼女を見下ろす。

私の足元に座り、私を見上げるクリスティーヌの視線と、私の視線とが絡みあう。

もしも視線が言葉を発するものなら、私のそれはこう言っているに違いない、

お前を愛している、愛している、愛している・・・・・! と。


誰より愛しいクリスティーヌ・・・・。

いずれ、私の素顔を、私の正体を、お前に明かさなければならない。

その時、お前はありのままの私を受け入れてくれるだろうか・・・・。

もしもお前が私を愛してくれるのなら、私の愛、私の音楽、私の命、

私の持てるすべてをお前に捧げよう・・・・。


不安を打ち消すように櫂を漕ぎ、家路を急いだ。





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