男の手がチュチュに伸びる。

チュチュを脱がされてしまう・・・、そしたら、多分、下着も・・・。

それだけは嫌だ、こんな正体の知れない薄気味の悪い男になんか・・・。

考えているうちにチュチュをはずされ、脚を剥き出しにされた。

すぐに下着も取り去られると思ったのに、何を思ったか、男はふたたび乳首を弄り始めた。

男の唾液で濡れて光った乳首をふたたび咥えられ、舌でぐにぐにと押しつぶされる。

なのに、乳首は硬くしこって、男の舌を撥ね返そうとしてしまう。

その反応が男を喜ばせてしまうとわかっているのに・・・。


「なんでそんなにもじもじと脚をすり合わせているんだ」

男の声にはっとする。

気がつくと、私は両膝をすり合わせるようにして、胸とは違う快感を得ようとしていた。

男の視線が、膝からゆっくりと脚の合わせ目に向かって上がってくるのがわかる。

チュチュをはずしたきり、下着も取らずにいた男の暗い企みに気づいて全身が熱くなる。

それを、私から差し出すよう仕向けているのだ・・・。

しかも、私はすでにその奸計に嵌ってしまっていた。


「ここを弄って欲しいんじゃないか? おまえがどうしてもというのなら、弄ってやる」

「んんーー」

「それじゃあ、何を言っているのかわからんな。・・・そうだな、下着を脱がせやすい

 ように自分から腰を浮かせたら弄ってやろう。そうでないなら、もうしばらくこちらで

 楽しませてもらうよ」

焦らすように胸をゆっくりと揉みながら、こちらを探るような目つきで見ている男に、

自分の瞳の奥に燃えているだろう欲望の炎を見られたくなくて、きつく目を閉じた。

そして、私はゆっくりと自分の腰を浮かせた。


「ふふん、やっぱり弄って欲しかったのか。オペラ座のコーラスガールの発展家ぶりは

 聞きしに勝る、だな」

勝ち誇ったようにうそぶきながら、男が私の下着に手を掛ける。

ゆっくりと男に下着を剥がされていく感覚が、羞恥とともに眩暈のような快感を

生み出している。

男の目が、私の茂みを眺め、茂みの奥から始まる裂れ目を眺め、そしてさらにその奥に

あるものを想像しながら下着を剥ぎ取っていっているのがわかる。

そして、その奥にあるものすら、私から差し出させるつもりになっているのも・・・。


男が膝を押し上げるようにして手を掛けた。

立てた膝をゆっくりと拡げていく。わざとゆっくり拡げていっているのがわかるのに、

その動きに、またしても腰がうねってしまう。

男がさも驚いたように、こう言うのが聞こえた。

「おやおや、随分としたたらせているじゃないか・・・。尻のほうまで垂らしている」

自分の欲望の証を明らかにされ、恥ずかしさのあまり気が遠くなる。


と、いきなり、指を入れられた。

「んんーーーっっ!」

「こんなに濡らして、すぐにも指が入るかと思ったら、案の定だな。

 しかし、これぐらいは触ってやらないとな・・・、私は女性には親切なんだ」

指が抜き取られ、その指でクリトリスを弄られる。

「んんっ、んんっっ!」

「おやおや、そんなに悦んで・・・、ここはそんなにいいかい?」

クリトリスを剥き出しにされ、指で揉みこむように嬲られる。

爪の先で弄っているのか、鋭い快感が駆け上がってきて、腰を動かさずにいられない。


いつの間にか、ふたたび指を挿しいれられており、指を出し入れされながら、

クリトリスを苛められている。

「んん・・・、んっ、んんっ・・・!」

舌先でちろちろと剥き出しにされたクリトリスをねぶられ、男の太い指でなかの粘膜を

引っ掻かれている。時おり、なかをかき混ぜるように指を動かす。

尊大な態度や意地の悪い言葉とは裏腹に、男の愛撫には優しさがあり、うかつにも涙を

こぼしてしまう。


「なぜ泣いている?」

優しいと勘違いしてしまいそうなほど甘く低く囁かれ、自分の意思とは無関係に内襞が

きゅっと締まってしまった。

「ふっ、これだけではつらくて泣いているのか・・・? よし、少しばかり早いが、

 私のものをくれてやろう」

男が自分の都合の良いように勘違いして口にした言葉に、またしても襞がびくりと

反応してしまう。

しかし、知らない男のものを入れられるのは、いくら感じてしまっていても嫌だった。


必死に男の下から逃れ出ようともがく。

足で床を蹴って、上にずり上がろうとするのを、男が腰を掴んで引き戻した。

後ろにまわされた手が床にこすれて痛んだ。

「逃げられないよ、メグ」

・・・私を知っている! どうして?

「んんーーーっっ!」

いや、と上げたつもりの声がただの呻き声になって、虚しく部屋に響く。


男はすでにそそり立ったものを取り出し、私の入り口にあてがっている。

虚しい抵抗とわかっていても、腰をよじって男の凶器から逃れようとした。

けれど、男の大きい手にがっしりと?まれた腰は思ったようには動かない。

次の瞬間、私は男の熱く太いもので貫かれていた。

「んんんーーーっっ!」

涙がこぼれた。


なのに、男が腰を使い出し、その硬いもので粘膜をこすられると、自然と声が出てしまう。

「ん・・・、んんぅ・・・ん」

鼻を鳴らすような声が出て、それが却って男の気を良くしてしまうとわかっているのに

とめられない。

「ずいぶんと甘ったるい声を出すじゃないか。そんなにいいか」

男が腰をふりながら私を見おろす。その顔がふたたび好色そうに笑うと、

「いい眺めだな、そんなに揺らして、おまえと寝た男は誰もみな喜んだろう」と言った。

後ろ手に縛られているせいで、元々大きい乳房がより強調され、ふるふると顫えている。

恥ずかしさに顔を背けると、男が手を伸ばして乳首をつまみ上げた。

「んんっ、んん・・・ん」

「こうしてやると、よく締まる。感じているんだろう」

「んーーー」

「違うとでも言うのか? 嘘つきめ、こんなに濡らして、締めつけているくせに。

 乳首だって硬く尖ったままだぞ、触って欲しそうに顫えていたじゃないか」

「んん・・・」


「さあて、時間もないし、そろそろ逝かせてやろうか」

そう男が言い、私の腰をがっしりと?むと、真っ直ぐに突き上げてきた。

「んんっ、んんんっっ!」

時おり腰をまわすようにしながら、深く抜き差しされると、自分のなかがうねって男の

ものを締めつけてしまうのがわかる。

身体の奥が蕩けそうに熱い。

男の動きが激しくなった。性急に突き上げられ、あっという間に高みへと昇りつめて

しまう。もう、もうだめ・・・。

男が覆いかぶさってくる。肩を抱かれ、耳元で低く囁く声が聞こえた。

「メグ・・・、可愛いよ・・・」

囁かれた瞬間、私は身体を顫わせて達してしまった。


男が私の猿轡と縛めを取る。

「これでおまえの秘密も手に入った。この部屋のことは誰にも言うな」

「何が私の秘密なの? 誰もあなたなんて知らないし、もし知ってたとしたって・・・」

「メグは『オペラ座の怪人』と寝ているらしいっていうのは大した秘密じゃないかね?」

「オペラ座の怪人・・・、あなたが?」

「さぁてね。秘密とか噂ってのは、明らかでなくたっていいんだよ」

「第一、私があなたにこんなことをされたって、一体誰が信じるの?」

「おまえの脚のつけ根と茂みのなかに小さいホクロがあるって言ったら? そんなことを

 知っているのは、おまえと寝たことのある男だけだ」

「でも、他の人はそんなこと知らないし、確認のしようもないじゃないの」

「・・・おまえの母親に言ったら? それでも構わない?」

「それは・・・」

言葉に詰まった私を見おろしながら、男が心なしか楽しそうにこう言う。

「それにしても、メグ、もう少しマシな男と付き合うんだな。可愛いと言われて達して

 しまうなんて、日頃どんな男と付き合っているのかね? 母上が悲しむぞ」



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