「ああ・・・、そんな・・・」

俯きながら涙を零す彼女の両脚の間に手を挿しいれる。

「あっ・・・・」

つい先刻絶頂を迎えたばかりのそこは微かにひくつきを繰り返しており、

溢れ出たままの愛液が、あっさりと私の指が侵入するのを許してしまう。

「指だけでは物足りぬであろう?」

「あぁ・・・ん・・・」

「さぁ、上になるんだ、クリスティーヌ」

浅く出し入れしていた指を引き抜き、彼女の腰を撫でる。


私の腰の上に脚を滑らすようにして、彼女が私を跨ごうとしている。

ガスがついているとは言え、板張りの床は冷たく、ドレスやマントの生地を通しても

その硬さと冷たさがじんわりとしみてくる。

彼女の膝頭にドレスの重なった部分がくるよう、そっと布地を手繰り寄せた。


「ああ・・・、は、恥ずかしい・・・、マスター、お願い、見ないで・・・」

広げた脚の奥を見られないように手で前を隠そうとするのを、その手を取って阻止する。

手を取った瞬間、バランスを崩した彼女が私の胸に両手をつき、

その勢いでちょうど馬乗りになるようにして彼女が私の上に乗った。


「ああ、クリスティーヌ・・・、下から見上げるお前も美しいな・・・」

「はっ、恥ずかしい・・・」
眸を閉じて顔を背ける彼女の腰に手を掛ける。

腰を撫で擦り、その手をウエスト、胸へと上げていく。

下から掬い上げるようにして乳房を揉む。柔らかみを取り戻しつつある乳首をそっと押した。

「あぁ・・・、ん・・・」

甘い喘ぎが洩れる。

両の乳首を摘まみ、押し潰すようにして捻る。

私の愛撫を待ちわびていたように、あっという間に硬さを取り戻し天に向かって

屹立する乳首は、指を離すと、さらなる愛撫を誘うようにふるふると震える。


一方の手で乳首を愛撫しながら、もう一方で、己の腹に乗っているはずの彼女の肉芽を探った。

硬くしこったそれを難なく探りあて、指の腹で擦ってやる。

「あぁっ! いやぁ・・・、ん・・くぅ・・・・!」

くねくねと腰を捩り、私の下腹に花芯を擦りつけてくる。


「男の上に乗り、まだ男のものを入れてもらえぬからといって、物欲しげに男の腹に

己のそこを擦りつけている姿を、お前の幼馴染みに見せてやりたいものだな」

「あぁ、そんな・・・、ひどい・・・!」

「何がひどいものか、こんなに感じてしまっているくせに・・・・。

お前の幼馴染は、お前がまだ純潔であると思ってお前につき纏っているのだろう?

誇り高い貴族の彼のことだ、このお前の淫らな姿を見たら、もうつき纏うまいよ」

「ううぅ・・・」

ちょっとした意地悪を言ってやりたくて口にした一言に反応し、

とうとう嗚咽しだしたクリスティーヌを見て、

忘れかけていた疑念と怒りとがゆっくりと頭をもたげてくる。


「なぜ泣く? あの子爵がお前を追いかけまわさなくなるのが辛いとでもいうのか?

お前は一体どういうつもりで私に何度も抱かれたのか・・・、

あの子爵を想いながら私に抱かれていたとでも言うのか?

初めてのときを思い出してみよ、私はお前に無理強いはしなかった。

お前が私を欲しいと言ったのではないか? ええ?」

「うっ、うう・・・」

私の腰に手をついたまま泣きじゃくっている彼女を見て、怒りが燃え上がる。

「ひどいのはお前の方ではないか・・・、今までも、こうして私に抱かれながら、あいつのことを考えていたんだろう?

私がお前に会いたくて気も狂わんばかりになっていた頃、お前はあの男と食事に出掛けていたんだろう?

違うか? クリスティーヌ・・・・」

「ち、違う・・・」

自分の発する彼女を責める言葉が、さらに怒りに油を注ぐ。

「違わないさ。お前は夕べ私に背いてあいつと食事に出掛けたのだからな。

何度も誘われて断れなくて、だと? お前は何度も誘われたら、どこへでもついていくと言うのか。

もし、あの男に何度もベッドへ誘われたら、お前はついていくと言うんだな?」

「そんなこと・・・・!」

「お前が今こうしているのも、私に何度も抱かれたのも、私に誘われたからだと言うんだろう?」

「・・・・・」

「やはり、そうなんだな・・・」

───── 確かに、クリスティーヌから求めてきたことなどなかったではないか・・・。

私に抱かれている時、暖かく優しいまなざしで私を見つめ、私を、私の愛情を求めてくれているように

感じていたのは、まったく私の思い違いだったということなのだ・・・。


「さぁ、自分で私のものを咥えるんだ、クリスティーヌ! 臀を上げて・・・、さぁ!」

彼女の眸から大粒の涙が零れ落ち、私の胸を濡らす。

それでも、私の燃え上がった怒りを抑えることはできない。

「さっさと臀を上げるんだ!」

「うう・・・」

泣きじゃくりながら、それでもおずおずと臀を持ち上げる。


彼女の手を取り、私自身に導いてやる。指先が私のものに触れた途端、

「いやっ」と彼女が小さく叫び、手を引っ込めようとする。

「ふっ、これでお前をさんざん悦ばせてやったのに・・・。さぁ、ちゃんと握るんだ」

彼女の細い指先が私自身に触れる。それだけでえもいわれぬ快感が脊髄を駆け上がる。

己の手で彼女の手を包み込むようにして、私自身を握らせた。

そのまま、亀頭を彼女の蜜壺へとあてがう。

「さぁ、自分で腰を落として・・・、私のものを飲み込むんだ、クリスティーヌ・・・」

「ああっ、いや、いやっ!」

己の入り口にぴたりと照準を合わせた凶器から逃れるように、臀を振る。

しかし、わずかに亀頭の先がめり込み、少しばかり臀を振ったところで、はずれはしない。


クリスティーヌは、私の腰に置いた片手だけで体重を支えているため、

だんだんと臀を上げたままでいることが難しくなってきている。

「あっ、ああっ・・・・! ああっ、いやぁ・・・・!」

こらえきれず、重力に従って臀を落としていく。

涙を流し、頭を振って抵抗しながら、彼女の蜜壺が私自身を飲み込んでいく。

私自身を握らせていた手をはずしてやると、その瞬間、彼女が私のすべてを飲み込んだ。

「あぁ・・・・っ! いやぁぁ・・・・っ!」

「存外あっけなく私のものを飲み込んだな、クリスティーヌ? これだけ濡らしていれば当然か・・・」

「・・・ううっ、ひどい・・・・」

「さぁ、気持ちよくなりたかったら、自分で腰を振るんだ」

「・・・・」

「こうするんだよ」

彼女の腰を掴んで、前後に揺すってやる。

「あっ! ああっ!」

「そら、気持ちいいんだろう? もっと動いてごらん、・・・動くんだ!」


クリスティーヌが、ぎごちないながらも腰を使い出す。

最初はただ前後に動かしているだけだったのが、いつのまにか肉芽を私の下腹に

擦りつけるようにして、微かに腰をまわしながら前後に腰を振っている。

そのあまりにも淫らな動きに、思わず息を呑むほどだ。


一度絶頂に達してほぐれた彼女の膣肉は熱く蕩け、肉襞がうねるようにして私自身に絡みついてくる。

陰核が擦られる快感に、時折、入り口がきゅっと締まるのがわかる。


「あん・・・、あぁ・・ん・・・、」

甘い喘ぎ声を洩らしながら、腰を使う彼女に向かって言う。

「ひどいだのなんだの言う割には、自分から腰を振って・・・、はしたない娘だな、お前は?」

「あ、ああ・・・、そんな・・・」

「男の上でこんなに淫らに腰を振っている姿こそ、お前の大事なパトロンに見せてやりたいものだな、ええ?」

「ど、どうして、そんなこと・・・、ひどい・・・、ううっ・・・」

クリスティーヌの腰の動きが止まった。

手の甲を唇に押し当て、嗚咽を堪えている。

その手を取って引っ張り、私の胸に倒れこんでくる彼女を抱え込んだ。


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