「きゃああっっっ!!」

石畳の上に倒れ込んでいたクリスティーヌにラウルは乱暴に押し倒し、覆いかぶさった。

「やめてっ!何するのラウル!やめてお願い!!」

「僕がこんなにも愛しているというのに、君は…君は見ず知らずの男と

 口付けを交わして…」

足をばたつかせ必死に抵抗する彼女の顎を片手で掴み、

「あの男を想わない夜はないだって?よくもそんなこと…」


ラウルは涙を目に浮かべながら、クリスティーヌの白いブラウスを力任せに引き破った。

ボタンがバラバラとそこらかしこに飛び散る。


「いやああっっ!!

 やめてっ、やめてえっっっ!!!」

激しく抵抗するクリスティーヌの両腕を掴み、ラウルは彼女の首筋のあちこちに唇を寄せ激しく吸い上げる。

暴れる足をラウルはずっしりと自らの下半身を覆い被せ押し付け、動きを封じる。

ランジェリーもたくしあげて無理に脱がせ、あらわになった白い乳房には─

乳輪に、乳首に、そして腋や至るところまであちこちに赤い口付けの跡が生々しく残っていた。


「いやいやっっ…やめて、やめてお願いラウル…ラウル……」

涙を流し、いやいやと頭を左右に振り、両方の手首を捕まれたまま懇願する。

赤い跡が残ったまだ未熟で膨らみきっていない乳房が左右に揺れる。




「クリスティーヌ…君は、君は……なんてことだ…

こんなに、こんなに愛しているのに君は……」

ラウルは彼女の両腕をとったまま俯き、彼の長い髪が両乳房にかかっていく。

そのままゆっくり胸に顔を落とすと、むせび泣き始めた。

彼の肩は震え、嗚咽をもらしていた。

クリスティーヌの乳房に、暖かい水滴が流れる。


「ラ、ラウル…」

両腕を捉えているラウルの手が緩む。

自分の胸で涙を流し続けるラウルの様子に、彼女はそっと戒められた両腕を抜き、

彼の背中に手を回そうとすると─


「愛しているんだよ、クリスティーヌ…

 どうしてわかってくれないんだ…?」

涙に濡れた顔を上げ、ラウルは再びクリスティーヌの顎を掴み詰め寄る。


「僕の事を愛していると言ってくれ…

お願いだ、クリスティーヌ…お願いだよ…」

「ラ、ラウル…!」

顎を掴まれ、何時も子供の頃の様に何も変わらず優しい彼とはあまりにもかけ離れた、

夢でさえ見たことの無い今の恐ろしい鬼気迫る男の形相に、

彼女は脅えて言葉が出なかった。




「言ってくれないのかい、クリスティーヌ…?」

じっと彼の顔を見据え、いつもの彼ではない恐怖に脅え、震えるクリスティーヌ。

そんな彼女の様子を見て彼は、絶望だ、と思った。


「クリスティーヌ、愛しているんだ!」

また両腕を力強く捕らえ、唇を奪う。激しく口付けを交わしながら彼女が逃げないようにずっしりとのしかかる。

「んんんっっ…!」

腕は捕まれ、腰から下は彼の体が重く押さえ、身動きが取れない。

乱暴に舌を入れ込み、ぴちゃぴちゃと音を鳴らし、ラウルは彼女の舌までをも捕らえ、吸い上げ軽く噛む。


「ううううう…!」

あまりの乱暴さにクリスティーヌは呻き声をもらし、激しく抵抗を試みるがすべてが無駄に終わる。

唇を開放しても、いやいやいや…とうなされたように頭を左右に振り、

「怖い、怖い……」とうわ言のように繰り返す。


そんな脅えるあまりのクリスティーヌの様子に、ラウルは

「そんなに僕が嫌なのかい…

 あの男は良くって、僕は嫌なのかい…クリスティーヌ…」

彼は一瞬ひどい泣き顔になったかと思えば、次の瞬間恐ろしい形相に変貌し、

彼女の腕を放した瞬間、ロングスカートをまくり上げ、下着に手をかける。




「いやっっ!」

膝を内側に立ててもラウルは難なく彼女の下着を引き下ろし、片足を抜いた。

「やめてっ、やめてぇっラウル…!

 こんなのいやっ…いやっ、いやああっっっ!!」

着ていた革のコートを脱ぐと彼女に馬乗りになり体を押さえつけ、

自分のズボンの前を開け始める。

ファスナーを下ろすとその場で立ち上がり、

「クリスティーヌ…クリスティーヌ……」

彼女を見下ろし、うわ言のように名前を繰り返しながらズボンも下着も脱ぎ去った。


「いやあっ!」

両手で顔を覆い、身を捩り、震えている彼女にまたのしかかり抱きしめる。

「クリスティーヌ…僕は、

 僕は小さい時から、きっと君だと決めていたんだ…」


そろそろと太腿の内側に手を沿わせ撫で回す。

「ひっ!」

ビクンと一瞬脚をわずかに開いた瞬間、両脚を抱え自分の体が入るほど大きく開かせる。

彼女の蕾に己の勃ったものをあてがい、しばらく擦り付ける。

「あああ…いやっいやいや……」

やや乱暴に両方の乳房を揉みしだき始める、

自分ではない他の男がつけた赤い跡を消し去ろうとするように、指の腹に力を入れて…



ラウル自身の先から出た透明な光る液体が潤滑油となり、

そして防衛本能からなる、わずかに濡れ出した彼女の

愛液と混ざり合い、にゅるん、にゅるんと彼女の蕾の周りを少しずつ潤わせていく。

「やめてやめて、…やめてぇおお願い……うううっっ…」

ガタガタ震え涙をぽろぽろと流し、顔に手を当てて懇願しすすり泣くクリスティーヌは、

もうどこにも力が入らないようだ。


クリスティーヌが自分の顔に当てている手の、金の指輪がラウルの目に入る。

彼はその白い指から指輪を抜き、憎々しげに

「こんな指輪…こんな指輪…!」

ラウルは指輪を壁めがけて投げ捨てた。


チャペルの石畳の隅に転げ、クルクルと回り止まった金の指輪を追って見ていたクリスティーヌの瞳が

次の瞬間これ以上は無いと言う位大きく見開かれた。

「いやああああっっっ!!!」


「…ひっ!……うっ…うぅぅっ…

        いい、痛、痛…痛いひ……ぃぃ……ぅぅ………」

ラウルはまだ完全に濡れきっていなかった彼女の蕾に一気に挿入し、乱暴に腰を打ちつけ出した。

彼が前後に動くたびにクリスティーヌのくぐもった呻き声と、

ずちゅっ、ぐちゅっ、と少量の液体が絡み合う音が、狭い石壁の部屋に響き渡る。




呆然と目を見開いて涙を流し、体を上下に揺らされているクリスティーヌが、

ガタガタとラウルの肩に手を伸ばす。

「い、い痛、ラウル……ラウル…ラ…」

肩に両手がかかる瞬間、ラウルがその手をとり、自分の背中に回させる。

しっかりとクリスティーヌを抱きしめる─


「クリスティーヌ…!ずっと、ずっとこうしたかったんだ…ああ、いい…

      ああ、クリスティーヌ…やっと、やっと夢が叶ったよ…ううん……」


優しい微笑みをたたえながら、しかし荒い息を自分の顔に吹きかける幼馴染みの青年。

激しく乱暴に腰を揺り動かされる痛みに、クリスティーヌはただ泣くしかなかった。


クリスティーヌの太腿を抱えこみさらに激しく腰を、縦に横に、丸く振り回す。

「ひぃぃぃぃっっ!!やめっやめっっ…い痛っ痛い…

    うぐうっっぅぅぅぅ……!!!」


ラウルの背中に爪を立てて、彼から与えられる痛みと、石畳にこすられる背中と腰の痛みに必死で耐える。

「ああクリスティーヌ……!

  僕のものだよ…僕のものだよ………!」


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