802 :エリック×ハーレムの女奴隷 :2005/11/22(火) 20:24:23 ID:unDntDCk


牢屋の中で女奴隷は膝をかかえて、冷たい石の壁にもたれ込み

己の短かかった人生を思い返していた。

生家の事はほとんど記憶になかった。

貧しい奴隷階級の親の元に生まれ、物心つくかつかないかという頃に幼い兄弟たちの為に

わずかな金でハーレムに売られてきたという身の上だった。

それ以来、シャーの側室となる為の奉仕の寝技だけを仕込まれながら

熾烈な女の勢力争いの園であるハーレムで生きながらえてきた─

今日、シャーの寵臣であるエリックの妻として彼に差し出されるも

あの顔全体を覆う白い仮面に脅え、

そして拒否され─

シャーの命令に背くかたちとなり、ハーレムに戻る事ももはや許されず

太后の悪趣味の餌食となるため、明日の公開拷問を待つだけの囚われの身体となっていた。


格子扉の外から早足で近付いてくる誰かの足音が聞こえる。

警備の者が陵辱を働きに来たのだろうか?

明日は死刑となるこの身─

側室になる訓練を完全に終え、奉仕技を完全に仕込まれたとはいえ

まだ処女のままでこの幼い娘を死なすには惜しいと、

欲望に飢えた男がわが身を犯しに来たのだろうか?

人としての扱いを受けて来ず、そして殺される直前までわたしは男の餌食に

ならねばならないのだろうか?


女奴隷は壁に擦り寄って薄暗い格子扉の方を凝視する。

隠れる場所などこの牢屋にはどこにもないのに、ただでさえ幼い小さい体をさらに

小さく縮め、恐怖に震え脅えた。




男だ。1人だけだ。

大きく細い黒い影が、その長い指で牢屋の錠前に鍵を差し込み性急に開け始めた。

間もなく鍵が開き錠前がはずれ、格子扉がゆっくりと動く。

女奴隷は恐ろしさのあまりただ震えて、か細い悲鳴を上げようとした時、

「出ろ」


「……エリック様…?」

何時間か前に聞いた、低い聞き覚えのある声。


「早く出ろ。

 ここから逃げるんだ、さもないと明日は拷問で命を落とすことになる。」


突然の出来事に女奴隷は声を出すことが出来なかったが、

エリックはかまわず女奴隷の手首を乱暴に掴むと、人が居ないか

確かめながら外へ抜け出す。

女奴隷はただエリックに連れられるままに必死について走り、

馬に乗せられ2人は宮殿を早急に脱出した。


「ナーディル(※警察長官)が夜明けに馬車を用意して待っている。

 国境までお前を連れて行けるそうだ。そこまで着けたならもう太后の手は届くまい。

 ヨーロッパの使節団と共にこの国から遠く離れるんだ。」


どのくらい駆けただろうか、女奴隷は夢中で馬の背にしがみつき

真暗の空の下を、宮殿はもはや見えなくなった下町のはずれまでたどり着く。

エリックは先に馬から降り、周りを見渡し、

「よしここだ。誰にもつけられ…」

突然エリックはその場に力なく片膝をついて座り込んだ。




「エリック様、どうされました?」

女奴隷は驚き馬から降り、うずくまったまま動かないエリックのうつむいた顔を覗き込む。

仮面をつけていてもわかるほどかなり気分が良くないようだ。

首まで青白く蒼白の色が見え、

仮面の端からは普通ではない程の汗が噴き出し流れ落ちていた。


「…案ずるな、少しばかり前に飲みたくも無い酒を飲まされたのでな。

 しかしもうすっかりもう抜けたと思っていたのだが…」


「すこしお休みになられた方が良いと思います。

 あそこ、あそこに廃屋が見えます。」


廃屋の隅にカーペットを寄せ、気分の優れないエリックは静かに体を横たえていた。

「エリック様、水をお持ちしました」

「ああ、すまない…」

起き上がると後ろを向き仮面を取り、瓶を受け取るとゆっくり水を飲み干した。


「もう良くなった…しばらく休む。夜が明けたら起こしてくれ」

再び仮面をつけると、また背を向け体を横たえた。




しばらくは言葉を交わさず、遠くで獣の鳴き声だけが響く

灯りの無い真っ暗な廃屋に沈黙が流れた。

女奴隷は静かにエリックの仮面の横顔と背中を複雑な面持ちで眺めていた。

エリックが寝返りをうち、女奴隷が己を見ていることに気付き低い唸り声を上げた時、


「エリック様…どうしてわたしを助けてくださいましたの?」


「…理由などない。

 『か弱い女性を敬え』と、子供の頃ある大切な女性から学んだからだ。

 別にお前だからというわけではない。

 あのまま放っておいてお前が処刑でもされてみろ、

 一生寝起きの悪い人生を送らねばならないのは私は嫌だからな、それだけだ」


ぶっきらぼうにそう言い放ち、ついと顔を逸らしたままそのまま動かない。

またしばし2人の間に沈黙が流れる。

しかし─

黒い雲が途切れ、明るい月の光が差し込み出した静かな廃屋の中に

エリックの欲望に満ちた息づかいが響き、

背中をまるくかがめ激しく肩で息をし、唾を飲み込む音が女奴隷の耳に入る。

震える腕の先、女奴隷が視線を落とすと

エリックは指先を膝に食い込ませ、そして─

下半身がまるで自分を求めているかのように猛り始めていることに女奴隷は気がついた。

いや、妻になるはずだった自分を求めているのだ。

夫となるはずだったこの御方…


女奴隷は、そそっとエリックににじり寄り、後ろからそっと背中にすがると肩に手をかける。

「助けてくださった御礼をさせてください…」




「触るな!」

女奴隷の行為とその言葉に驚いたエリックは、瞬時に振り向き金切り声をあげる。

エリックの怒鳴り声に一瞬脅えた女奴隷だったが─

しかし女奴隷は両手をエリックの上着の中に巧みにすべり込ませ胸をまさぐり始める。

エリックの顎に、首筋に舌を這わせ、両手は既に乳首を探り当てていた。

乳首を小さい指で愛撫しながら、その細くて幼い身体をしなりエリックの体に巻きつける。

                         
「よせ!やめないか!」

女奴隷はエリックの頭をかかえ、くねくねと腰をしなり

エリックの体を挟み込みながら己の体を擦りつける。

エリックの耳の中に舌を這わせながらそっと囁く…


「エリック様、わたしにはこのような事しか出来ません…

 どうか、わたくしめにささやかな御礼をさせてくださいまし」

                     
そっと女奴隷はエリックの腹に片手を延ばす。

突然の行為にされるがままのエリックは、ただ女奴隷の細い肩を

震える手で撫で息をのみ、耐えるだけだった。

女奴隷はズボンから取り出した猛り狂ったエリック自身をそっと両手で包み、

自らの顔を寄せ、何度となく愛しそうに頬擦りをすると

先を口に含ませ頭を揺らしながら、くちゃくちゃとしゃぶり出す。

裏筋をゆっくりと舌先を尖らせて舐め上げる。

裏側まで舐め上げ、その裏側の敏感な部分をちょこちょこと小刻みに動かしてやりながら

溝に沿って尖らせた舌先を伝わす。


触れるか触れない程度で舌で優しく攻めてやると一層硬さを増し、

エリックはたまらず短い呻き声を あげる。

同時に女奴隷はさらに片手をズボンの中に忍び込ませる。

まだ下着の中で震えていた柔らかな袋を交互に揉みこんでやる。

熱い肉棒に、女奴隷の冷えた小さい指が蠢く。

物心ついた頃から仕込まれてきたその巧みな愛撫に、エリックはとうとう耐え切れず

女奴隷を乱暴に抱きしめ押し倒し、組み敷いた。




「きゃっ!」

エリックは、奴隷服として着ていた真珠の飾りのついた薄いハーレムパンツを

力まかせに引きずりおろし、

脚から性急に抜き去るやいなや無理に足を開かせ、

あらわになった幼い秘所に狂い勃った己を押し当て夢中で腰を押し付けた。

「あああっ!いっ、痛い!!」

濡れてもいない、ましてまだ一度も男を受け入れた事の無い幼いその秘所に

無理に肉棒を押し込まれ女奴隷は泣き叫び悲鳴を上げた。

ズッ、とわずかに分け入ったが女奴隷にとってはまるで

刃物を差し込まれたような激しい痛みだった。


「いっいやああっっ!!やめてっ、お願いです、

 やめて、やめてくださいまし…!」

体を真っ二つに裂けんばかりの痛みに女奴隷は激しく泣き叫んだ。

エリックは昨日から耐えていた欲望の爆発に我を忘れ

力まかせに女奴隷の体を抱きしめ押さえ付けた。

しかし、女奴隷の涙声の混じった悲痛な叫びがやっと耳に届き、

はっ、と我に返り、夢中で振っていた腰を止めた。

「ああ…!すまない、すまなかった…」


エリックは女奴隷の体から離れ深いため息をつくと、カーペットに指を食い込ませ

激しい息づかいを必死で抑えながらその場でうつむいていた。




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